#1 trip diary - 北海道 / アルテピアッツァ美唄

 

お休みをいただき、母と2人で北海道の美唄市へ。7月初旬の北海道は程よく涼しくて気持ちのいい気温。

新千歳空港から1時間30分ほど車を走らせ、山に囲まれたアルテピッツァ美唄に到着。母が大きく影響を受けている安田侃さんの彫刻美術館です。

広大な森と原っぱの中にぽつんとある彫刻が可愛らしく印象的。ピクニックを楽しむ人や水遊びをする地元の子供たちもいて市民の憩いの場のようでした。安田侃さんも”みんなが自由に楽しめる場所を”と願いを込めてこの敷地を作られたそう。入場料も無料!家の近所にこんなところがあったらいいのに。

今回のメインの目的は”こころを彫る授業”。
毎月第一土日に開催されており、イタリアの大理石をノミやトンカチを使いながら彫ったり、ヤスリをかけたり…。2日間かけて10:00〜16:00までじっくりと作業をしていきます。

ちなみに母は2回目。前回は安田侃さんがいらっしゃったそうで、母は無心で彫り続けていたら安田侃さんに「君いいね〜」と言われ、調子に乗って無心で彫りまくり、気づいたら全体が穴だらけになったようです。確かに母の石はボコボコでした。でも石と対話しながら自分の感覚に従って彫っていくことが大切なんだとか。

 

 

外でも作業ができるので木陰でそよ風を感じながら作業をするのがとても気持ちいい。(たまに毛虫が落ちてきて、途中からはそれに怯えて集中できず中へ避難…)

石を彫りすすめると、子供のように夢中になってあっという間に時間が過ぎていく感覚。少し疲れたらカフェでアイスを食べたり、森の中を散歩したり。デジタルから離れてこういった自然の中で過ごす時間は本当に大切なことだと思います。

 

 

周りの参加されている方は8年通っている人や、10回以上来ている人も。皆さんの石は時間をかけている分、ツルツルのピカピカで私もいつかあんなふうになるんだろうか…と気の遠くなる道のりを感じました。

でもたしかに何度でも来たくなるほど、過ごしやすく穏やかで心地がいい。2日目からはまるで家の庭を歩いているようなアットホームな場所です。

1回や2回で終わるものではないと感じてから、母も私もゆるゆると作業していたので肝心の作業はあまり進まずに、石を預けまた来ることにしました。雪が降り出す前にまた行けたらいいな…。

 

Information
安田侃彫刻美術館 / アルテピアッツァ美唄
072-0831 北海道美唄市落合町栄町
https://www.artepiazza.jp/